さくどう

ヤエンの「コマ」

物を運搬する場合、人肩、牛馬、運搬車、車両、船舶、航空機等
いろいろな運搬手段があります。索道はその中のひとつで、一般
的に山の尾根筋の適地から谷筋の道路までワイヤロープを張り渡
し、重力式、又は動力を用いて車両、運搬車等で運べない山岳地
帯の木材搬出や建設資材の運搬に利用されています。

索道の歴史は古く、わが国の「籠渡し」もその起源は非常に古いもので、
日本土木史によれば享保年間飛騨地方の数箇所にこの施設があった
ことが記されています。
索道の当初はヤエンが普及し「ヤエン」は「野猿」あるいは「矢遠」の字
があてられ、その装置は非常にシンプルで鉄線を尾根筋の適地から谷
筋の道路まで張り渡しその鉄線に木製、鉄製の鈎により荷を吊って、 
自重により線上を滑走させるもので、それが運材索道へと発展していき
ました。                   (加藤誠平著 索道設計法より)

自走式搬機の索張り方式

索道図例(林業架線作業主任者テキストより)

スイスの小規模ロープウェイ

木製鈎

複線循環式索道(多支間連送式索道

わが国は国土の大部分が森林で占められていて、地形が概して急峻で
あることから、木材の搬出は従来からその多くを運材索道、機械集材装
置により行われてきました。最近は林道が整備され運材索道による木材
搬出は減少してきました。しかし車両の登坂が困難な急傾斜地での搬出
は機械集材装置による作業が多用されています。土木関係でも同じ事が
言えます。
最近では架設、運転が簡単なラジコン方式の自走式搬機「スカイキャリー」
等が径間の短い現場で使用されています。(スカイキャリーは当社関連
会社のスカイキャリージャパン株式会社で製作されています)

エンドレスタイラー式


木片コマ

鉄製鈎

索道って何?